テーマ36 褐色細胞腫と治療薬

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褐色細胞腫とは、腎臓の上にある副腎という小さな臓器から発生する腫瘍です。この腫瘍は副腎の中でも髄質(ずいしつ)と呼ばれる副腎の内側に位置する場所から発生します。現在日本における褐色細胞腫の患者数は約2000人、そのうち約10%・200人が悪性の患者さんと考えられます。褐色細胞腫が悪性化する確率は全体のうち10%未満に過ぎないのですが、良性の腫瘍の場合でもさまざまな症状を引きおこします。それは、褐色細胞腫がカテコールアミンを産生するからです。
カテコールアミンとは、アドレナリン・ノルアドレナリン・ドーパミンなど、神経伝達物質やホルモンとしてはたらく化学物質の総称であり、これらの物質がさまざまな比率で各臓器に含まれています。カテコールアミンは本来心臓の収縮力を増加させたり、全身の血管を収縮させたりする働きによって、脳や腎臓などの重要な臓器へ血流が滞りなくいきわたるようにしています。しかし、過剰に分泌されることで、高血圧や急激な血圧の変動をきたします。その結果、頭痛・動悸・吐き気・異常な発汗・不安感といった症状をもたらすこともあります。
テーマ36 褐色細胞腫腫 単元 1
・褐色細胞腫とは
・デムサー(メチロシ
出展・参照資料
・褐色細胞腫 日本内分泌学会
・褐色細胞腫 国立がんセンター 希少がんセンター
・新薬情報オンライン
・インタビューフォーム
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